午前中は親が行う卒園式出し物の最後の練習が終わり、午後は学童の入所式。
小学校生活の開始が徐々に迫ってきている。
学童は卒所式と入所式、さらに父母の総会がセットで行われる。
開始前はまだ人が少なく、てんすけは子供席の最後列、そして自分は親席の最前列に座っていた。
会が始まる前に新一年生は一番前へといわれてそちらへ移動する。
そして入所式が始まると最初に親と一緒に自己紹介をしてそれから在所児らによる歓迎会が行われた。
この獅子舞に頭をかんでもらって運をつけてもらっている。
その後、ゲームが始まった。爆弾ゲームといって音楽をかけて風船をまわし、その音楽が止まったときに風船をもっている子が当たり。
当たりの子は指導員の質問に答えるというやつ。
全体的にキャッキャとやっていたがてんすけは最初はまだなじめず真顔だったがそのうち笑みがこぼれてきた。
それでも保育園生活と比べると借りてきた猫感は否めない。
で一通り終わったら親達は総会ということで子供はおやつタイムとなり別室の和室へ。
総会が始まる直前に心配でチラッと和室をのぞいたら大方の子が部屋の真ん中に固まっているのにてんすけは端のほうで独りですわっていた。
新一年生は他にもいるが兄弟がいたりとかで実質知り合いがいないのはてんすけぐらいな状態だ。
自分自身が成人しても人と接するのが得意ではないのでてんすけのこともとても気になった。
しかしこれだけは親が助けれず、自分で切り開いていくしかないので一言「もっとみんなのところに行きな。がんばれよ」とだけ声かけてきた。
総会が終わった後近くの公園で遊んでいたようで、何人かとも一緒に遊んでいたようで一安心した。
そしていったん解散後、夕方ワイワイ会という交流会が中華料理店で開かれた。
そこにいったら子供たちがメダルのようなもので遊んでいるテーブルがあって、てんすけはいきなりそこに入っていって、一緒に遊んでいた。
親が心配するよりも子供のほうが友達と仲良くなる能力は長けていることは頭ではわかっていても心配だったのでこれで一安心した。
小学校へ入ってもうまくやっていけるだろう。
(調子に乗りすぎるのが難点だが。)
最終更新 2015年3月22日